【英語付き】東北新幹線のアナウンスのセリフは何といってる?全文のスクリプト内容をまとめてみた

東北新幹線の画像 アナウンス
  • 東北州新幹線のアナウンスのセリフって何て言ってるの?
  • 英語の放送が聞き取れなくて気になる!
トム
トム

こんにちはトムです!

この記事では東北新幹線の車内放送のセリフについて文字で起こして、まとめてみました!過去にまとめたその他の車内放送については次からご覧ください。

それではご紹介していきます!

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東北新幹線の車内アナウンス

東北新幹線の画像
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列車案内アナウンス<種別・行き先>

列車案内のアナウンスは、JR東日本エリアで完結する列車とJR北海道に直通する列車で大きく2パターンあります。どのような違いがあるのか、注目して読んでみてください。

JR東日本エリアのみ走行する列車の場合

本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は東北新幹線△△号〇〇ゆきです。

Ladies and gentlemen, welcome on board the Tohoku Shinkansen. This is the △△ Super Express bound for 〇〇. 

北海道新幹線に直通する列車の場合

本日も東北新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は△△号〇〇ゆき(と△△号〇〇ゆき)です。

Ladies and gentlemen, welcome on board the Tohoku Shinkansen. This is the △△ Super Express bound for 〇〇 (combined with the △△ Super Express bound for 〇〇).

・welcome on board:ご乗車ありがとうございます【熟語】

・bound for 〇〇:〇〇ゆき【熟語】

JR東日本管内完結の列車は「JR東日本」という言葉を使って挨拶します。一方でJR北海道に直通する列車は、JR東日本という言葉を使わずに、「東北新幹線」という言葉のみで挨拶します。

トム
トム

おそらく北海道新幹線の開業に合わせて、アナウンスを新たに録音した際に、ニュアンスを変更したと思われます。

また近年はLGBTへの配慮で “Ladies and gentlemen” という言葉を使う会社が減ってきています。東海道・山陽・九州・西九州新幹線では既に廃止しています。JR東日本では現在も採用していますが、アナウンス更新の時期が来ればなくなる可能性がありますので、今後の変化に注目です。

なお、はやぶさ号とこまち号を連結している列車の場合、東京駅を出発したあとの案内放送は次のように変わります。

この電車は1号車から10号車がはやぶさ号〇〇ゆき、11号車から17号車までがこまち号〇〇ゆきです。

 This is the Hayabusa Super Express bound for 〇〇 combined with the Komachi Super Express bound for 〇〇.

・combine:連結する【動詞】

電車案内アナウンス<停車駅案内>

次は〇〇に停まります。

(This is the △△ Super Express bound for 〇〇,) with stops at 〇〇, 〇〇, and 〇〇.

停車駅案内は日本語と英語で放送内容がかなり違います

日本語では次の停車駅のみの案内です。途中の停車駅についての案内は車掌さんの肉声が基本です。

一方で英語の放送は基本的に各駅で全停車駅が読み上げられます(始発駅などを除く)。

また東京駅始発の場合、上野駅と大宮駅の到着前のときのみ、英語放送が “The next stop will be 〇〇.” に変わります。

トム
トム

日本語でも停車駅案内を機械放送ですればいいと思うのですが、何か理由があるのかも知れません。

駅到着前アナウンス<乗り換え案内>

まもなく〇〇です。□□線、□□線、□□線はお乗り換えです。(お降りのお客様はお忘れ物のないようにご支度ください。)〇〇の次は〇〇に停まります。

Ladies and gentlemen, we will soon make a brief stop at 〇〇. 

Passengers changing to the □□ Line, the □□ Line and the □□ Line. Please transfer at this station. The stop after 〇〇, will be 〇〇.

・make a stop:停車する【熟語】

・brief:短い時間【形容詞】

・passenger:乗客【名詞】

・transfer:乗り換える【動詞】

「お降りのお客様はお忘れ物のないようにご支度ください。」は主要駅到着前のみ放送されます。具体的には、新青森・盛岡・仙台・大宮(上りのみ)・上野(上りのみ)の各駅です。

また今から停車する駅の次の駅が終着駅の場合は、放送が少し変わります

日本語の放送は「〇〇の次は〇〇に停まります。」が「〇〇の次は終点〇〇です。」に、英語放送では、終着駅を示す “termilnal” が最後に挿入され、 “The stop after 〇〇, will be 〇〇. が “The stop after 〇〇, will be 〇〇 terminal.” に変わります。

トム
トム

小さな違いですが、JR東日本が細かく気をつけているのがわかる放送ですね。

東北新幹線の画像
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駅到着前アナウンス<出口方向案内>

お出口は右/左側です。

The doors on the right/left side will open.

駅到着前アナウンス<終着駅>

まもなく終点〇〇です。□□線、□□線、□□線はお乗り換えです。お忘れもののないようご支度ください。

本日もJR東日本(東北新幹線)をご利用くださいまして、ありがとうございました。

Ladies and gentlemen, we will soon make a brief stop at 〇〇 terminal in a few minutes.  

Passengers changing to the □□ Line, the □□ Line and the □□ Line. Please transfer at this station. 

Please be short to take all your belongings with you. 

Thank you for traveling with us and we look forward to serving you again.

・belonging:持ち物【名詞】

・look forward to 〜:〜することを楽しみにしています【熟語】

個人的にはこの放送とても好きです。

特に英語放送の最後の文章 “Thank you for traveling with us and we look forward to serving you again.” はとても丁寧な表現で、好感が持てます。海外ではここまで丁寧な表現はあまり使わないと思います。

周りくどいと捉えられる方もいると思いますが、私は日本らしい鉄道のサービス精神が現れている表現だと思っています。

トム
トム

英語表現を海外に似せるのもいいですが、日本らしさが出るアナウンスも独自性があって好きですね。

啓発アナウンス①<自由席・全車指定席>

自由席ありの場合

Passengers without seat reservations, should board cars marked as non-reserved.

全車指定席の場合

全車指定席で自由席はございません。

All sets on this train are reserved. The ticket for standing is valid for the train and car shown on the ticket.

・board:乗り込む【動詞】

・valid:有効な【形容詞】

東北新幹線には自由席ありの列車と全車指定席の列車があります。このため放送の種類も2種類存在します。

ただこの放送は東海道新幹線の放送と比べれば不親切だなと思います。

まず自由席ありの列車の場合、日本語での案内がありません。また英語でも自由席号車の案内はありません。自由席は何号車なのか、乗り慣れている方からすれば当たり前に感じますが、分からない人も一定数はいると思います。この自由席号車の案内は追加してもいいのでは?とは思います。

また全車指定席の列車には、満席となったときに発売される立席特急券というものがあるのですが、この案内が日本語ではされません。英語では “The ticket for standing is valid for the train and car shown on the ticket.” の部分で説明しているのですが、日本語でも説明してもいいのでは?と思います。

※共に車掌さんが肉声で説明することはあります。

トム
トム

個人的にはこのアナウンスは改善すべきでは?と感じています。

啓発アナウンス②<全車禁煙>

車内はデッキ・トイレを含めまして全て禁煙です。

Please do not smoke in this train. 

・smoke:タバコを吸う【動詞】

人によっては意外かも知れませんが、東北新幹線のほか、JR東日本管轄の秋田・山形・上越・北陸の各新幹線では喫煙ルームがありません。そのため全車で禁煙となります。

トム
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ちなみに東海道・山陽・九州(800系つばめ・N700Sかもめを除く)新幹線には喫煙ルームがあります。

JR東日本では2007年から新幹線・特急列車の全車禁煙化を行っています。思ったより昔から行っているとのことで、私がこのことを知ったときは驚きました。

新幹線・特急列車ともなると長時間乗車することもあるので、喫煙者の方には辛いかもしれませんね。ただ禁煙者の方からすれば、分煙化が進むことは嬉しいことですし、JR東日本にとっては、喫煙ルームを廃止することで清掃などの維持管理の手間も減るので、経営面にも良い影響を与えたのではないでしょうか。

東北新幹線の画像
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啓発アナウンス③<携帯電話の使用>

お客様にお願いいたします。携帯電話をご使用の際は周りのお客様のご迷惑となりませんよう、デッキをご利用ください。

If you wish to use a mobile phone, please go to the any sections near the doors.

・section:連結部【名詞】

乗客の携帯電話の使用に関しては、JR各社で対応が異なります。JR東日本・JR北海道の新幹線ではデッキでの使用を勧めています。一方のJR東海・JR西日本・JR九州の新幹線ではマナーモードへの切り替えを推奨するのみです。

トム
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東海道新幹線はビシネス需要が大きいので、携帯電話に関しては大きくは言えないのかも知れません。

啓発放送アナウンス④<危険物・不審な行為・SOSボタン>

駅および車内への危険物の持ち込みは禁止されております。不審なものや行為にお気づきの場合は乗務員または駅係員までお知らせください。

また客室の自動ドア付近にSOSボタンを設置しております。緊急事態にはSOSボタンを押して乗務員にお知らせください。

Hazardous items are prohibited on trains and in stations. If you notice anything questionable, please notify the conductor or station staff.

Furthermore, there are SOS buttons installed near the doors, please press the button and notify the conductor in case of emergency.

・hazardous:危険な【形容詞】

・prohibit:禁止する【動詞】

・questionable:不審な【形容詞】

・notify:知らせる【動詞】

・install:設置する【動詞】

・press:押す【動詞】

2018年に新しく追加された放送です。新幹線車内における犯罪行為の増加に合わせて追加したと思われます。同様の時期に東海道・山陽・九州新幹線でも似た内容の放送が追加されています。

↓東海道新幹線の啓発放送について詳しくはこちら↓

放送の内容としてはほとんど同じなのですが、英語放送で使っている単語が各新幹線で異なります。

東北・上越・北陸・山形・秋田・北海道新幹線では「不審なものや行為」を “questionable” という単語で表現しています。一方で東海道・山陽・九州では “suspicious items or behavior” という言葉で表現しています。

どちらの表現を使っても問題はないと思いますが、 “questionable” は良くなさそうな行為 ” not likely to be good, honest, or useful ” (ロングマン現代英英辞典)のイメージ。日本語では「迷惑行為」と捉える方がいい単語。

“suspicious” は客観的に良くない犯罪行為 “making you think that something bad or illegal is happening” (ロングマン現代英英辞典)というイメージ。こちらは日本語で「犯罪行為」と捉える方がいい単語です。

トム
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アナウンスの内容を比較して、英語の勉強をするのは楽しいですよ!

啓発アナウンス⑤<盛岡駅での切り離し>

はやぶさ号〇〇ゆきは1号車から10号車です。こまち号〇〇ゆきは11号車から17号車です。

盛岡で切り離しとなりますのでお間違いのないようご乗車ください。

盛岡を出ますと、はやぶさ号は〇〇に停まります。こまち号は〇〇に停まります。

Cars 1 through 10 are the Hayabusa Super Express bound for 〇〇. Cars 11 through 17 are the Komachi Super Express bound for Akita.

These trains will be separated at Morioka station. Please make sure you are in the right section.

The Stop after Morioka, for the Hayabusa Super Express will be 〇〇, and for the Komachi Super Express will be 〇〇.

・separate:別れる【動詞】

・make sure:(間違いがないか)確かめる【熟語】

はやぶさ号とこまち号が連結された列車で、盛岡駅到着前に流れる放送です。

ここからは私の疑問なので、気に入らない方はスルーしてください。

この放送する理由は分かります。乗り間違えを防止するためです。しかし実際問題として、はやぶさ号とこまち号の乗り間違えってそこまであるのでしょうか?

基本的にはやぶさ号とこまち号は全車指定席ですので、自由席号車の乗り間違えは発生しません。一様、仙台〜盛岡間で停車駅があるはやぶさ号には自由席特急券で乗れる特例はあるのですが、そこからさらに特定特急券を買って、盛岡以北に進む人ってどれほどなのでしょうか?

トム
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私自身、この乗り方で移動をしたことがないので、どれぐらい需要があるのか気になります。

東北新幹線の画像
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まとめ

ということで今回は東北新幹線の車内アナウンスについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

JR各社の放送はそれぞれで個性が出やすいです。各社がどんなことを意識して放送を作っているのか、考えながらそれぞれの放送を比較してみると、とても面白いですよ!ぜひ普段から意識して車内アナウンスを聞いてみてください。新しい発見があるかも知れません。

当サイトでは、このような車内アナウンスについての記事をまとめています。これまでの記事についてはこちらからご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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