ビジネスにも観光にも便利な特急「ときわ」。品川・上野〜勝田方面を結ぶこの列車は、水戸やひたちなかエリアへのアクセスに便利で、通勤や出張はもちろん、偕楽園などの観光スポットを訪れる旅にも多くの人に利用されています。しかし、その分特急料金が気になることも…。「少しでも安く乗れないかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年最新情報をもとに、「ときわ」にお得に乗るための割引きっぷや裏ワザを徹底的にご紹介!予約方法や注意点、旅行のタイミング別のおすすめチケットまで、初めての方にもわかりやすく解説しています。
茨城への列車旅をもっとお得に、もっと快適に。ぜひ、旅行前にチェックしてみてください!
特急ときわの運賃・料金

通常のきっぷを使ったときの、特急ときわの運賃・料金は以下の通りです。
区間 | 普通車指定席 | グリーン車 |
---|---|---|
東京〜水戸 | 3,890円 | 6,160円 |
東京〜日立 | 4,880円 | 7,150円 |
大人1人が東京から日立まで普通車指定席でときわに乗った場合、運賃・料金の合計は4,880円(往復9,760円)です。このように、正規チケットの料金は結構高いです。
ここからは、この価格を基準として、より安く乗る方法をご紹介していきます。
安く乗る方法①:ホテルとセットで買う

「特急ときわ」に安く乗る方法1つ目は、ホテルとセットで買うです。
旅行会社が提供するダイナミックパッケージやJR付き宿泊プランでは、特急ときわの乗車券+特急券に加えて、宿泊もセットになったプランが販売されています。
これらのセット商品は、個別に切符と宿泊を予約するよりもトータルで安くなることが多く、場合によっては特急ときわの料金が実質無料に近い価格で利用できることも。
例えば、ある旅行会社のパックでは、
- 東京〜日立(特急ときわ普通車指定席利用)
- 日立のホテル1泊(朝食付き)
がセットになって**1人あたり13,400円台〜**という商品も見られます。
おすすめの予約サイト
これらのサイトでは、出発地や列車の指定、ホテルのランク、食事付きプランの有無なども柔軟に選べるので、自分に合ったプランを見つけやすいのが魅力です。
このように、宿泊とセットにすることで、通常価格よりも大幅にお得に「特急ときわ」に乗れる可能性があります。特に旅行シーズンや週末など、正規料金が高くなりがちなタイミングでは、こうしたセット商品を活用するのがおすすめです。
ただし商品によっては、払い戻しや途中下車などに制限があることがあります。購入にあたっては、商品の条件をしっかりと確認しましょう。
安く乗る方法②えきねっと限定きっぷを活用する

「特急ときわ」に安く乗る方法2つ目は、えきねっと限定きっぷの活用です。
えきねっとはJR東日本が提供するインターネット予約サービスで、利用者向けに「えきねっとトクだ値」などのお得な割引商品を販売しています。通常のきっぷよりも最大で50%割引になる場合もあり、早めの予約で大幅な節約が可能です。
例えば、「在来線チケットレス特急券(トク割)」という商品では、
- 東京→水戸の指定席特急券:
1,580円→**1,020円** - 東京→日立の指定席特急券:
2,240円→**1,450円**
と大幅な割引となります。
えきねっとの利用方法
えきねっと
JR東日本の列車予約サイト
限定きっぷやポイント還元などのサービスが充実
- えきねっとに会員登録(登録は無料)
- 限定きっぷ対象の列車・区間を検索
- 対象きっぷを選んで予約
- 乗車前にきっぷを受け取る、またはSuicaなどでチケットレス乗車
えきねっとの割引きっぷは、人気の高い「ときわ」でも対象便が多く、使いこなせば旅行コストをぐっと抑えられます。予定が早く決まっている人やネット予約に慣れている人は、えきねっと限定きっぷの活用をおすすめします。
ただし商品によっては、払い戻しや列車変更などに制限があることがあります。購入にあたっては、商品の条件をしっかりと確認しましょう。
安く乗る方法③日帰り旅行パックを利用する

「特急ときわ」に安く乗る方法3つ目は、日帰り旅行パックを利用することです。
旅行会社では、列車の往復きっぷと観光施設の入場券、食事券などがセットになったお得な日帰り旅行商品を多数販売しています。これらは「日帰りだけど観光もしたい」「とにかく安く済ませたい」という方にぴったり。
例えば、びゅうトラベルの日帰り旅行パックでは、
- 東京発日立着のときわ指定席往復
- ウポポイ(民族共生象徴空間)の入場券
がセットになって**7,500円台〜**の価格で販売されていることもあります。
個別にきっぷを買うよりも、数千円単位で安くなるケースもあるので、日帰りでもコストを抑えたい方には非常におすすめです。
おすすめの予約サイト
びゅうトラベル
JR東日本系列の旅行会社
北海道・東北・関東・北陸エリアに強み
旅行のプランをまるごとお任せできる日帰り旅行パックは、初めて茨城を訪れる方や、時間と費用を節約したい方にもおすすめです。
ただし商品によっては、払い戻しや途中下車などに制限があることがあります。購入にあたっては、商品の条件をしっかりと確認しましょう。
安く乗る方法④株主優待割引券を利用する

「特急ときわ」に安く乗る方法4つ目は、JR東日本の株主優待割引券を利用することです。
この株主優待券を使えば、JR東日本の運賃・料金が4割引で購入できます。乗車券だけでなく、特急券やグリーン券にも適用されるため、「ときわ」を含む列車のきっぷがトータルでお得になります。
例えば、東京〜日立間の指定席通常料金は4,880円ですが、株主優待を使えば**2,920円**に。往復で約3,920円も節約できる計算です。
この株主優待券は株主でなくても、金券ショップやフリマアプリ(メルカリ・ヤフオクなど)で1枚約4,000円で購入可能です。1回の乗車につき1枚必要ですが、うまく使えばかなりの節約になります。
おすすめの購入サイト
株主優待割引券は、JR東日本のみどりの窓口、またはえきねっとで使用可能。他のJRの窓口(JR北海道やJR東海など)では使用できないので、遠方に住まわれている方は注意が必要です。
また株主優待割引券には有効期限があるため、事前に有効期間内か確認を忘れずに。また、一部区間や切符によっては割引が適用されない場合もあるので、購入前に用途が合っているか確認しましょう。
安く乗る方法⑤学生割引を利用する

学生の方であれば、「特急ときわ」にも学割を活用することができます。JRの学生割引制度(学割)は、学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証(学割証)」を提示することで、乗車券が2割引になる制度です。
ただし、割引が適用されるのは「乗車券」のみで、「特急券」は通常料金のままとなります。それでも、特急ときわのような長距離移動では乗車券部分だけでも大きな節約になります。
例えば、東京~日立間の通常運賃は
- 乗車券:
2,640円→ 学割で**2,110円** - 特急券(指定席):2,240円(割引なし)
合計:4,880円 → **4,350円**
およそ**500円以上の割引**となり、往復で考えると1,000円以上の節約になります。
学割きっぷの購入方法
- 学校から「学割証」を発行してもらう(通常は1〜2日で発行)
- JRの「みどりの窓口」や一部「指定席券売機」で、学割証を提示して乗車券を購入
- 特急券は、別途えきねっとや窓口で購入(割引なし)
ただし、学割は片道の距離が101km以上ないと利用できません(東京〜日立は対象)。また学割証は1枚につき1区間のみ有効で、有効期限もあるので注意(通常は発行日から3ヶ月)。
もし、学割を活用する場合は、乗車前にあらかじめ学割証を用意しておきましょう。急な旅でも、学割証さえあれば大きな節約につながります。
安く乗る方法⑥ジパング倶楽部割引を利用する

「特急値きわ」に安く乗る方法6つ目は、シニア向けの割引サービス「ジパング倶楽部」を利用することです。
ジパング倶楽部は、満65歳以上の方が対象の会員制度で、年会費を支払うことでJRの運賃が最大3割引になります(一部例外あり)。全国のJR線で使えるため、茨城方面への旅行にもぴったりです。
割引の対象は乗車券と特急券の両方。つまり、特急ときわのきっぷがトータルで割引されるという大きなメリットがあります。
例えば、東京~日立間(通常料金 4,880円)の場合
- ジパング倶楽部利用で30%割引適用
- 割引後の料金:**3,410円**
- 約1,500円の節約!
※東京〜日立間で割引を適用するには往復での購入が必要です(片道200km未満のため)
※初回年度で利用回数が4回未満の場合は20%割引となります。
ジパング倶楽部の入会方法
- ジパング倶楽部窓口から入会申込書を入手
- 必要書類:本人確認書類(運転免許証など)
- 年会費:3,840円/年
- 会員証の発行後、みどりの窓口や一部指定席券売機で割引きっぷを購入可能
割引を受けるには「ジパング倶楽部会員証の提示」が必要です。また割引には回数制限があり、初年度では、初回~3回までは20%割引、4回以上20回までは30%割引となります。このほか距離(200km以上)、日付、列車、座席などにも制限があるので、入会前に用途が合っているか確認しましょう。
ジパング倶楽部は、年会費が必要ですが、数回の旅行で元が取れるケースも多く、頻繁に列車を利用される方には非常にお得な制度です。「ときわ」に限らず全国の特急や新幹線でも使えるため、移動の多いシニア世代にとっては強力な味方になります。
JR東日本の大人の休日倶楽部に追加で入会すれば、一部サービスを追加で受けることができます。また大人の休日倶楽部のミドル会員は、満50歳以上から入会できます。詳しくは大人の休日倶楽部の公式サイトを確認してください。
安く乗る方法⑦フリーパスを活用する

「特急ときわ」に安く乗る方法7つ目は、JRのフリーパスを活用することです。
フリーパスとは、特定のエリア内のJR線が一定期間乗り放題になるお得なきっぷのこと。エリアによっては特急列車(自由席または指定席)も追加料金なしで利用できるため、「ときわ」を含む旅でも非常にお得になります。
例えばこんなフリーパスが使える!
【週末限定】週末パス(JR東日本)
- 利用可能エリア:南東北・関東甲信越エリア
- 有効期間:連続する土日2日間
- 価格:大人 8,880円/子ども 2,600円
- 利用条件:特急券を別途購入すれば特急列車も利用可能(乗車券部分が有効)
このパスを使えば、例えば品川〜高萩までの「乗車券部分」はフリーパスでカバーし、特急券だけ別途購入する形になります。乗車区間をうまく選べば、他の観光地にも立ち寄れる自由な旅行ができます。
【首都圏の小旅行に】のんびりホリデーSuicaパス(JR東日本)
- 利用可能エリア:関東エリア(Suicaエリア内)
- 有効期間:1日間(週末・祝日限定)
- 価格:大人 2,670円/子ども 1,330円
- 利用条件:特急券を別途購入すれば特急列車も利用可能(乗車券部分が有効)
首都圏近郊を気軽に日帰り旅行するならこのパスが便利。例えば、品川〜土浦の「ときわ」に乗る場合、乗車券部分をこのパスでカバーし、特急券だけ購入すればOKです。フリーパスエリア内なら、途中下車して観光やグルメを楽しむこともできる自由度の高いきっぷです。
フリーパスによっては特急券が別途必要なので、事前に区間ごとの料金を確認しましょう。また有効期間や利用できる列車には制限があります。特急に乗る場合は、指定席の有無や混雑状況にも注意が必要です。
フリーパスは、うまく活用すれば「特急ときわ」の旅行がぐっとお得になるだけでなく、旅の自由度も高まります。週末や休暇に合わせて、ぜひお得なパスを検討してみてください!
安く乗る方法⑧乗車券を分割して購入する

「特急ときわ」に安く乗る8つ目の方法は、乗車券を分割して購入するです。
JRの運賃は、必ずしも距離に比例して増えるわけではありません。駅ごとの「区切り」で料金体系が変わるため、うまく分割すれば同じ区間を移動しても乗車券代を安くできる場合があります。これは「分割乗車券」と呼ばれ、裏技的に乗車券を安くすることができます。
実際の例:東京 → 日立
- 通常の片道運賃(乗車券):
東京 → 日立 = 2,640円
しかし以下のように分割すると…
- 分割例:
東京 → 綾瀬 = 230円
綾瀬 → 日立 = 2,310円
合計 = 2,540円(100円お得!)
→ 同じ「東京〜日立」間の移動でも、分割するだけで安くなることがあります。
全ての区間において分割すれば安くなるという訳ではありません。また在来線の特急券は、一部区間を除いて、分割購入しても安くなることはありません。
分割乗車券の探し方
自分で計算するのは大変…という方は、以下のツールを活用しましょう。
- 「乗車券分割検索」系サイト(例:乗換案内の有料版、一部スマホアプリ)
- 「分割プログラム」などのフリーソフト(PC用)
中には、出発地と目的地を入力するだけで、最も安くなる分割パターンを自動で提案してくれる便利なサービスもあります。
個人的によく利用しているのは、>bunkatsu.infoさんのプログラムツール。操作も簡単なので、初めての方でも分割乗車券を容易に検索することができます。(利用にあたっては、bunkatsu.infoさんの利用規約を確認してください)
基本的にみどりの窓口や券売機での購入が必要です(ICカードでは対応不可)。また駅によっては他の駅発の乗車券販売に対応していないこともあるため、事前に準備しておくのがベストです。
わずかな手間で数百円の節約が可能になる「分割乗車券」。頻繁に「特急ときわ」を利用する人や、長距離移動をする人は、ぜひ一度試してみてください。
まとめ|特急ときわに安く乗るなら、割引きっぷやお得な方法を活用しよう

特急「ときわ」は、品川・上野〜勝田方面を快適に移動できる便利な特急列車ですが、正規料金はやや高め。しかし、宿泊付きのツアーパックやえきねっと限定きっぷ、株主優待券、学割・シニア割引などを上手に活用すれば、大幅に運賃・料金を節約することが可能です。
この記事では、【2025年最新】の情報をもとに、特急ときわに安く乗るためのおすすめの方法を8つ紹介しました。
- ホテルとセットで安い「宿泊付きJRプラン」
- 最大50%オフも狙える「えきねっと限定きっぷ」
- 日帰りでお得な「日帰り旅行パック」
- 料金が4割引になる「株主優待割引券」
- 学生限定の「学割証」を使った節約術
- シニア向けの「ジパング倶楽部」割引
- 様々な観光地を巡る「フリーパス」活用
- 裏技的に料金を安くする「分割乗車券」
旅行や出張で特急ときわを利用する予定がある方は、ぜひ本記事で紹介した方法を参考にして、お得に茨城エリアを満喫してください。
特急ときわを安く乗る方法を知っているかどうかで、旅のコストは大きく変わります。出発前のひと手間が、大きな節約につながりますよ!